ルナリンコの年中お役立ち情報

このサイトでは、毎月のお役立ち情報やイベント情報、ルナリンコが生活の中で困って調べた知識について書いています。

7月行事 七夕

七夕の楽しい遊び方は?うたや歌詞の意味もご紹介(動画あり)

投稿日:

     06-0004tanabata

七夕の歌と言えば「笹の葉 さらさら」で始まるあの歌が有名です。

願いを書いた短冊や彩り豊かな飾りを笹に下げて、
夏の夜に星を見上げる日本の伝統行事です。

「七夕の歌」の意味や昔はどんな遊び方をしていたのか
ここで調べてみましょう。

スポンサードリンク

七夕の楽しい遊び方は?

七夕の行事は五節句に由来し、季節の節目に無病息災、豊作、子孫繁栄などを
願ってお供え物をし、邪気を祓う行事のひとつです(五節供ともいう)。

7月7日のように奇数が重なる日は年に5回あることから、夏の時期にあたる
7月7日の七夕は「夏祓」とともに日本の夏の季節行事でもあります。

七夕は元々、詩歌や書道などの文芸や手芸の上達、その他諸々の願い事を祈る
年中行事として行われていました。

祈りの行事ですから、独楽回しや凧揚げの様な正月遊びも雛人形などを
飾るお祝い事とは違い、遊びの要素が少ない行事です。

書道の上達を願って、芋の葉の上にたまった水滴を集めその水で墨を
すって書を書いたり奈良時代の宮中では芸能の上達を祈願して
詩歌管弦の遊びをしたりしていました。

とはいえ、現代の地域によっては七夕飾りや遊び方に
多様な文化が残っています。

七夕の行事として笹の葉を飾る風習がありますが、
地域によってはその飾られた笹の葉を川や海へ流す風習があります。

これは、川や海が神様の住む天へつながっている、
という思想にもとづくものですが、7月7日の七夕が終わった
翌8日に笹の葉を川や海へ流すのです。

中には小舟を作って海へと流す地方もあります。
こうした七夕飾りを流す行事は東日本の日本海側に分布にしているようです。

それぞれの家庭で作った七夕飾りや小舟をいったん神社に奉納し、
村中のみんなで担いで海まで運び流すそうです。

スポンサードリンク

長崎の「精霊流し」を彷彿とさせる行事ですが、人々の願いや魂を乗せた
舟を神様に奉納し、神の下へ届ける神聖な儀式だったのでしょう。

七夕のうたや歌詞の意味をご紹介(動画あり)

「たなばたさま」として知られている「笹の葉 さらさら」から
始まる歌がこちらの動画です。

「たなばたさま」が作られたのは、昭和16年と言われますから、
日本は太平洋戦争の真っ只中にありました。

西暦1941年、真珠湾攻撃があったりナチスドイツがソ連に
侵攻したりした戦争の時代でした。

「たなばたさま」は作詞が権藤はなよと林柳波の合作、
下総皖一による作曲となっています。

戦争が世界規模に拡大しようとした時代に「たなばたさま」に
作詞作曲の3人はどんな思いを込めたのでしょうか。

あらためて、その歌詞を見ると2番までしかない短いものです。
特に難しい言葉が使われているわけでもありません。

強いてあげれば「金銀砂子(きんぎんすなご)」くらいでしょうか。
これば、「夜の星々」を「金銀」のように光るイメージと「天の川」の
河岸にある砂を連想して夜空に光る星たちを天の川を彩る砂にたとえた様子です。

光る天の川とそれを彩る金銀に光る砂たち。
いかにも天の壮大できらびやかな様子が伝わります。

五色の短冊に願いを込めて、天の星々(織姫と彦星)に届ける
子どもたちの無垢な姿を歌にする事で、戦争という暗い時代への
静かなレジスタンスだったのかも知れません。

まとめ

今回や七夕にまつわる歌や遊び、行事をご紹介しました。
七夕には願い事を天に届ける、いわば祈りの要素が強いため
子どもたちの遊びには根付いていないようです。

しかし、日本各地で大きな七夕祭りが催されている今、
日本人の天にある星々に願いを込める行事として改めて
その意味を考えたいと思います。

スポンサードリンク

-7月行事, 七夕
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

06-0006tanabata

七夕に恋人へのプレゼントは必要?贈り物やプラネタリウムもご紹介。

      恋人同士でのプレゼントの交換は楽しいものです。 プレゼントを選ぶ時に相手のリアクションを想像しながらお店を巡る楽しみ。 手渡した瞬間の相手の喜ぶ顔、思い出に残るプレゼントの品物などなど。 …

06-0009syotyuuumimai

暑中見舞いに贈り物は必要?マナーや喜ばれるギフトと相場をご紹介。

      スポンサードリンク お中元に暑中見舞い、残暑見舞いと日本の夏には 贈答品や挨拶状などの習慣がいくつかあります。 時節の挨拶や贈り物に関するマナーは悩ましいものです。 今回はそうした暑中見舞 …

06-0002tanabata

七夕を8月にする地域があるのは本当?納得の理由もご紹介。

      スポンサードリンク 七夕と言えば、7月7日に行われている行事です。 ところが、この七夕を8月に行う地域があるらしいのです。 本当でしょうか。早速調べてみました。 そもそも七夕を7月7日に行 …

05-0030natubate

夏バテを防止する定番の食事や飲み物、グッズなどをご紹介。

      スポンサードリンク 夏バテを防止する定番の食事や飲み物、 そしてグッズなどをご紹介いたします。 意外と侮れない、夏バテの症状が出た時に治せる自己管理の方法は必見です。 知っておく事で、楽し …

06-0011syotyuumimai

暑中見舞いの返事の時期や文例は?遅れた場合の対応もご紹介。

      スポンサードリンク 暑中見舞いは一般に二十四節季の大暑から立秋の間 (地域によっては梅雨明けから立秋)に出すのがマナーとなっています。 これより遅れてしまうと、残暑見舞いとなってしまいます …