うなぎと聞くと「土用の丑の日」ではないでしょうか。
今年の夏の土用の丑の日は「7月25日」「8月6日」の2回です。
ちょうど暑くてしんどい時期だからこそ
「夏バテにいい」とされるうなぎを食べたいですよね。
ではなぜ夏バテにいいのか、どんな食べ方が美味しいのかを紹介いたします。
うなぎが夏バテに効く理由は?
うなぎが夏バテに効くという話を聞いたことがある人も多いとは思いますが
そもそも夏バテとはどんな症状で何が原因なのでしょうか。
夏バテとは【疲労感】【倦怠感】【食欲不振】【眠れない】などの症状で、
これらによって風邪なども引き起こされます。
原因は暑さによる「消化機能の低下」そしてそれに伴う栄養不足です。
消化機能が低下することで栄養の吸収自体が悪くなってしまい、
そのためビタミンやミネラルなどが不足すると夏バテ特有の食欲不振や
疲労感につながっていきます。
暑いためつけている冷房や、涼しくなるための冷たい飲み物も、
胃腸の冷えとなり、機能低下に拍車をかけてしまいます。
外に出るととても暑いため、体も急激な温度差に対応しきれずに
自律神経に負担をかけてしまいます。
それによって自律神経が乱れると、夜眠れないなどの不調に繋がります。
また、暑さで汗を書くときにはミネラルも体外へ排出されていきます。
この時、ミネラルを失いっぱなしで補給しないことで脱水症状などの
危険な状態を引き起こす原因となります。
これらを踏まえて「うなぎ」の栄養面をみてみると
うなぎには
・ビタミンA,B1,B2,E,D
・カルシウム
・鉄
・亜鉛
・DHA/EPA
・コラーゲン
などが含まれています。
特にビタミンB群に含まれる「ナイアシン」は脂質、糖質、たんぱく質の代謝に
不可欠で、消化機能が低下している体にとってとても大切な成分といえます。
このナイアシンがうなぎにも含まれていることから、夏バテに有効的と言えます。
夏バテの中には暑いところに出て立ちくらみなどを経験した人もいるかも
しれませんが、立ちくらみは「脳貧血」が原因。
脳貧血は脳内の酸素不足などが主な原因ではありますが、自律神経の乱れや、
睡眠不足も大きくかかわっています。
人によってはもともと貧血気味で、と言う人は夏バテとともに貧血状態を
引き起こしやすい状態に。うなぎに含まれる鉄分で貧血予防をしておくことも大切です。
また、汗をかくことで失われやすいのが「ビタミンB1」
ビタミンB1が不足すると、血中に乳酸が増えるため、疲労感を感じてしまいます。
このビタミンB1も含むうなぎは、まさに夏にこそ食べたい食材と言えます。
うなぎの美味しい食べ方をご紹介。
うなぎというと「かば焼き」のイメージ強いのですが、実は「白焼き」というものもあります。
○白焼きの美味しい食べ方
・わさび醤油・・・あっさりとした味でありながらうなぎ本来の美味しさが際立つ食べ方。
・塩 ・・・美味しい塩がおすすめ。白焼きの旨味を引き出します。
・ポン酢 ・・・まろやかなポン酢がおすすめ。まろやかな味は相性よく、お酒のおつまみにも最適。
○かば焼きの美味しい食べ方、アレンジ
関東風と関西風で違いがあり、関東風はふわっとした柔らかい食感に比べ、
関西はカリッとした食感。
好きな方で食べますが、関東風はタレと一緒に焼くことに対し、
関西風はタレを塗りながら焼く、といった違いがあります。
かば焼きをアレンジすると様々なメニューができます。
・うなぎのかば焼きのバラちらし・・・ちらし寿司にうなぎを小さ目に切ってちらし寿司に。
・うなぎの茶わん蒸し・・・茶わん蒸しの味に合っている逸品。ちょっとしたごちそうやおつまみにも。
・うなぎのかば焼きピザ・・・ただのかば焼きに飽きたら和風ピザでアレンジ。
うなぎのかば焼きは甘いタレが美味しいので、様々な料理にアレンジして使えそうですね。
まとめ
うなぎを始めて食べたのはいつだったか・・・本当にかなり大きくなってからでした。
というのも、私の家庭があまりうなぎを食べなかっただけなのですが、
初めて食べた時には「タレおいしい」と思いました(笑)
栄養面からみても夏バテ防止にも良いうなぎ、是非食べておきたいですよね。
今年の夏も元気に乗り越えられるように、色々なうなぎ料理で体調を万全に過ごしてくださいね。