意外と知らない潮干狩りの歴史ですが、
日本の季節を感じる上でとても古いルーツがあります。
今回は、日本古来の伝統の一つといえる潮干狩りの歴史と
そのルールをご説明しましょう。
潮干狩りの歴史をご紹介。
潮干狩りの歴史をご紹介いたしましょう。
潮干狩りは古来平安時代の絵画や、江戸時代の浮世絵にも描かれていて、
古くから初夏の風物詩として親しまれている文化のようです。
しかし、庶民たちの娯楽になったのは江戸時代になってからで、
明治になるまでに広く浸透していったようです。
旧暦の三月三日に大潮と呼ばれる潮干狩りには最適な期間が
訪れる事から、春の季語にもなっています。
一年の中でもっとも潮の干満の差が激しくなる時期であり、
干潮時には通常は海になっている沖まで干潟(ひがた)が出来て、
歩いて行けるほどになります。
その現象を「潮干」(しおひ)といわれます。
その潮干を利用してアサリやハマグリなどを獲る(=狩る)ことから
「潮干狩り」と呼ばれるようになったのが潮干狩りの語源だと言われています。
潮干狩りの全国で異なるベストな時期は?
旧暦では三月三日になっていますが、日本各地で桜の開花が違うように、
潮干狩りもベストな時期は各地によって異なります。
全国各地で、3月の中旬から夏の後半まで楽しんで頂けます。
潮干狩りの人気スポットをまとめてみましょう。
■海の公園(神奈川県横浜市神奈川区)3月中旬~6月頃
■富津海岸(千葉県富津市)3月上旬~9月中旬
■木更津海岸(千葉県木更津市)3月下旬~8月下旬
■御殿場海岸(三重県津市)3月下旬~8月下旬
■ふなばし三番瀬海浜公園(千葉県船橋市)4月下旬~6月上旬
■衣崎海岸(愛知県西尾市)3月上旬~6月下旬
一般的に人気スポットとされている場所です。
千葉では9月まで楽しめるようです。
あまり体験したことがない方でも、アミューズメントとして
自然の貝だけではなく、撒いて準備している場所もあるようなので、
親子で過ごしやすい時期に遊び感覚で行ってみるのもいいかもしれませんよ。
潮干狩りの必ず守りたいルールは?
潮干狩りの必ず守りたいルール。
潮干狩りとは日本の歴史深き文化の一つです。
季節を感じて、海で砂を掘りながら宝探しをするような
楽しみがありますが、ちゃんとルールを守って楽しみましょう。
潮干狩りが可能な期間や時間は、各スポットによって細かく決められています。
また、持ち帰りの量の規定や、掘り出した貝の大きさで
捕っていいサイズの規定を設けています。
まず、そのスポットのルールをちゃんと守るようにしましょう。
スケジュールの予定を組む際には、海上保安庁の公式サイトなどで
干潮時間を確認するようにしましょう。
各スポットで時間を開示してくれていますが、当日の干潮時間の
3時間前までには到着して準備をすませる事をお勧めします。
各スポットによって、有料・無料がありますので
その点も調べておきましょう。
また、海水がある海で砂にまみれるので、動きやすく
汚れてもいい服装でいく事と、着替えは必ず持っていきましょう。
またスポットによっては、シャワー室を完備している場所もあるので、
初心者の方はそういう施設がしっかりしている潮干狩りを楽しめる場所から
デビューする事をお勧めいたします。
まとめ
潮干狩りは、砂の中にいる貝を探す
自然の宝探しのような楽しみが出来ます。
子供のいるご家庭にはもってこいの家族サービスの
レジャーとして出かけてみてはいかがでしょうか?
各スポットによって、ルールや期間を開示しているので
是非とも検索してみてください。