子どもが学校に入学すると、一般的には親戚や親から
入学祝いをもらいますよね。
しかし、入学祝いを貰ったらお返しは必須で、
そのお返しに悩まれる方も多いのではないかと思います。
今回が、お返しをする際の定番の品と、
その相場をご紹介させていただきます。
入学祝いのお返しは必要です。
まず、大前提として、入学祝のお返しの基本は、
「お返しは不要」なのだそうです。
上記に関して意外に思う方も多いと思いますが、
きちんとしたマナーなのだそうです。
その理由を搔い摘んで綴りますが、
お祝いをもらったのは誰ですか?
貰ったのは入学される当人(*お子さん)のはずです。
もし入学祝いをもらったお子さんが
小・中学生なら経済力はないに等しいですよね。
そんな理由から、お返しする義務はない。
つまりお返しをしなくても良いことに繋がるのです。
とはいえ、貰ったまま御礼を言わないのは失礼ですし、
気持ちはしっかり伝えるのがマナーでもあります。
ですので、入学祝いのお返しとしては、お祝いを下さった相手が
「お祝をしてよかった」と思っていただける事が本当の返しに
なるのではと思います。
その方法として最も基本的な内容は、自分の子どものお祝いを
自分達の親に貰ったなら、一言「有難う」と子どもと
子どもの親である自分達から感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。
この一言をしっかり伝える事を大前提として、さらにお返しする際の
定番の内容をご紹介したいと思います。
入学祝いのお返しで親への定番は?
親に入学祝いのお返しをする時のオススメをご紹介します。
オススメは商品券・箱詰めのお菓子や飲み物の詰め合わせ等。
他にもちょっとした御礼でお返しの場合は3000円位のものでも良いそうです。
こうやって見てると、お返しにはお中元やお歳暮のような
食品・消耗品が人気のようですね。
尚、お返しをする際、現金・肌着・腰から下に
身に着けるものはNGとされていますので気を付けましょう。
ちなみにお返しをするのに最適な時期は、
お祝いを貰ってから2週間以内だそうです。
最悪、どんなに遅くても、お返しは4月下旬までには
するのがマナーだそうですから、注意が必要ですね。
お返しの時期に気を付けながら、感謝の気持ちでお返しすること。
そして、子どもの成長の証や元気な姿を見せることが、一番の喜びに
なるのではないでしょうか。
入学祝いのお返しの相場は?
次に、入学祝いを両親から貰って、そのお返しはいくら位で
するのが良いのかの相場をご紹介したいと思います。
これはズバリ、いただいた入学祝いの金額の「3割」程度が適切
だということです。
もしご両親に「お返しは不要」と言われた場合は、直接、
自分の子どもからお礼の電話、もしくは手紙で御礼と感謝の
気持ちを伝えてあげると良いでしょう。
また両親や親戚に感謝を伝えるなら、入学式の記念写真を
同封した御礼のお手紙など非常に喜ばれます。
ちなみに、お手紙には子ども本人の感謝の言葉、
そして親である自分達からも感謝の言葉を綴るとベストです。
他にも入学祝いに貰ったのが物ならば、感謝の気持ちを綴った手紙と共に
お祝いで貰った物を実際に使っている子どもの姿の写真を同封して送ると
いうのも良いでしょう。
まとめ
入学祝いのお返しの基本が「不要」というマナーには驚きましたが、
感謝の気持ちを表すことはやはり重要ですよね。
そして、単に感謝の気持ちを表すよりも、お返しする人が嬉しく、
喜んでいただけるお返しを心がけたいものです。
そう考えますと、やはり入学祝いを貰った子ども本人が
感謝の気持ちをどう表現するのか、そして、その子どもの気持ちが
より相手に伝わるために、親である自分達がどう工夫して
サポートするかが重要なのかなと思いました。