小学生の子供が友達と喧嘩した際の仲直りの方法は?親は仲裁する?
という疑問を持つ親は少なからずいると思います。
やはり子供同士のことなので放っておいたほうがいいのか、
それとももっと関わってあげるべきか・・・
などなど悩みは尽きませんが、今回はこの事について
どう対応していけばいいかを紹介していきます。
小学生の子供が友達と喧嘩した際の仲直りの方法は?
小学生同士の喧嘩のほとんどは、お互いの考えていることが
行き違ったり、勘違いしていたりすることが多いものです。
子供が喧嘩してしまった時にまず整理したいことは
・自分は何がいやだったのか
・相手にどうしてほしいのか
・なぜ悲しい(悔しい、むかつくなど)と思ったのか
・相手はどう感じたと思うのか
・相手はどうしてほしいと思っているのか
です。
自分の気持ちを素直に受け止めつつ、相手の気持ちを想像し、
相手の立場に立つというイメージをする練習にもなります。
これを繰り返していくことで、子供自身が喧嘩に発展する前に
気持ちを整理したり、違う対応をしていくことができます。
親はこれらを話してから「じゃあこう言ったらどうかな」
「こう言われたら許す気持ちになるかな」など、実際にどう言って
伝えるかも一緒に考えて道を示してあげましょう。
もし子供同士がその場にいる場合には「謝るお手本」も
見せてあげることも良いですね。
ただ小学生なので、出来るだけ本人で謝れるように
させてあげたほうが良いでしょう。
小学生の子供の喧嘩で親は仲裁するべき?
喧嘩することは当たり前のようにあります。
それは生きていくうえで必ず誰もが経験することですし、
実際喧嘩をしていくことで、人間関係をどうやって構築していくか、
どんな風に乗り越えるか学んでいるものです。
親としては「喧嘩しない!」と言いたくなるところですが、
喧嘩をしてもうまく仲直りしたり、どんな風にすれば喧嘩に
ならないかなど、そういったことを考えるために親がいると
考えたほうが良いでしょう。
小学生の男子と女子で喧嘩の内容にも差がでてきますが、
たとえば女子の場合には「口げんか」で終わることが大半です。
喧嘩をしてしまった場合には、親はまず子供の話を聞いて、
相手の起こしたリアクションについて想像力を働かせ
「なぜそういったのか」「どうしてそう思われたのか」
などを一緒に考えてあげましょう。
そして「じゃあ次に会ったらこう言ってみたら」など、
自分自身で解決できるように道筋をつくってあげることが大切です。
わざわざ親が仲裁するのではなく、子供自身に解決する力を
身に着けさせるつもりで関わりましょう。
男子の場合には、口げんかにとどまらず、手や足が出てしまい、
ケガをして帰ってくることもあります。
その場合には、どうしてそうしてしまったのか、
叩かれる・けられたらどう感じるのか、自分の起こした
アクションについて「本当はどう伝えればよかったのか」
を一緒に考えてあげましょう。
そして手を出してしまった、ケガなどをさせてしまった場合には、
相手が悪いにしろ、その部分については謝らなければならない
ことを教えるのも大切です。
本人が納得することが重要なので、子供としっかり
向き合って話すことが必要です。
もし相手の親が出てきた場合、向こうも自分の子供からしか
話を聞いていないので、親同士まずは冷静に事実の確認をしましょう。
そして自分が子供に対してどう伝えたかなども話しましょう。
そこから見えてくる新しい事実などもありますので、
それが分かったらまた子供と向き合えば良いでしょう。
小さなケガなどの場合には両成敗で終えられますが、
大きなケガに至った場合には親が間に入りましょう。
病院などの話は子供ではできませんので、親が仲裁すべきは
大きなケガや向こうの親が出てきた時などに対応するくらいで
いいでしょう。
まとめ
子供の喧嘩は些細なことがほとんどですが、
子供の世界にとっては大きな出来事だったりします。
兄弟姉妹がいると喧嘩をしたりもするので
喧嘩にも多少耐性がついているものですが、
そうでない子にとって喧嘩は一大事に感じるものです。
私は三姉妹なのですが、姉とは年が離れているため
喧嘩慣れしていません。
なので自分の気持ちを伝えることも、喧嘩するときにも
なんていえばいいのか正直わからなくてつらいことが多かったのです。
そういう意味では喧嘩することも悪くないなと思えます。
自分の気持ちを荒削りながらも伝えていく、
そのひとつが喧嘩という形なのかなと思います。
親は見守りつつ、乗り越え方などを上手に教えていけるといいですね。