潮干狩りで採った貝の持ち帰り方は?
塩抜きの時間や方法もご紹介いたします。
潮干狩りとは聞いても実際に行った事がある人は
そんなにいないかもしれません。
そんな初心者の方に、より潮干狩りを楽しめる方法をお教えいたします。
潮干狩りで採った貝の持ち帰り方は?
潮干狩りで採れる貝は新鮮な、ハマグリやアサリです。
家族で行って皆で頑張って採った貝を持ち帰って、美味しく食べようと
わくわくするでしょうが、正しい持ち帰り方をしないと、せっかく新鮮なものを
採ったのに、その新鮮さを失ってしまうので気を付けましょう。
■1.砂の中にいた貝を持ち帰る前に、まずは海水で洗って砂を
落とすようにしましょう。殻が壊れているものや、小石などは
その時に捨てるようにしましょう。
■2.今度は真水で貝のぬめりを取りましょう。何個かを手に取って
こすり合わせて洗いましょう。真水で洗う方が、貝の表面について
いる「腸菌ビフリオ」という食中毒の原因になる菌を、しっかり
落とすことができます。
しかし、真水につけたままでいると、貝が死んでしまうので、
ちゃんと水を切るようにしましょう。
■3.塩抜き用の海水をペットボトルに入れて持ち帰りましょう。
別々にして持ち帰るようにすると新鮮に持ち帰る事が出来ます。
■4.貝を新聞紙に包み、保冷剤などを入れたクーラーボックスに
入れて持ち帰るようにしましょう。
以上の事をすることによって、新鮮さを失わずに持ち帰る事が出来ます。
くれぐれも、海水につけたまま持って帰る事はさけるようにしましょう。
実はこの行為で新鮮さを失ってしまうのです。
潮干狩りに行った事がある人でも間違えてしまう人が多いので、
覚えておくとより美味しく貝を食べる事が出来ます。
潮干狩りで採った貝の砂抜きの時間や方法をご紹介。
貝の塩抜きには海水が一番いいと言われていますので、
できれば海水を持ち帰るようにしましょう。
もし、持ち帰れなかった場合は、カルキを抜いた水(水道水を一晩置いて
おくとカルキが抜けます)に3%くらいの海水を作ります。
丸いボールよりも平らな百均などでも売っている、四角い網籠とセットの
食器洗い等に使うものを利用するといいでしょう。
貝をなるべく重ねないように広げて、海水または塩水につけて二時間くらい
放置して、何度か揺らして砂を吐かせ、海水をかえましょう。
そして一晩おくと塩抜きが完成します。
ここで注意しなければならないのは、砂の中にいる貝は明りに敏感なので
暗い場所に置くようにしましょう。
また、寒さや暑さにも敏感なので、ベストの水温は20度くらいを目安にしましょう。
温かい場所に置きすぎると、砂を吐く前に貝が死んでしまうのでご注意ください。
また、低すぎると活動が鈍くなるので、砂抜きが遅くなります。
砂抜きを終了した貝は、冷蔵庫に入れて保存できますが、
2日以内に食べるようにしましょう。
以上の事を守れば、美味しく新鮮な潮干狩りで楽しんだ貝を
美味しく召し上がる事が出来ます。
家族で採ってきた貝をみんなで美味しく食べるまでが
潮干狩りの醍醐味なので是非とも実践してみてください。
まとめ
潮干狩りのシーズンになると一斉にニュースで報道されますが、
実際に潮干狩りに行き、貝を採ったあとの事は余り知られていません。
せっかく採った貝を美味しくみんなで食べるために
知っておきたい知識をまとめみました。
砂抜きの方法は、スーパーで買った貝と変わらないように
感じられるかもしれませんが、塩水と海水は大きく違いますし、
何よりもすぐその場で処理したものと、海水で保存されている
物は大きく違います。
まずは試してみてその旬の味を楽しんでくださいね。