夏休みの宿題で頭を悩ますもののひとつに「自由研究」があります。
何をしたらいいか考えているうちに時間だけが経ち、結局ギリギリに・・・
という子や、ちょっと興味のあることを選んでみたものの、内容が
意外と大変でいやになってしまうことも。
そんな小学生の夏休みの自由研究、どんなものなら早く終えられるのでしょうか?
今回は自由研究のテーマなども併せて紹介いたします。
小学生の夏休みの自由研究を早く終えるには?
自由研究というと、その内容に困ってしまいがちですが、
研究ということからもわかるように普段の「なんでだろう」を
調べる機会、と思っておくと考えやすいでしょう。
実は日常生活においての「なんでだろう」は多く存在しています。
どうしてシャボン玉は丸いのか、どうやったら氷は早く溶けるのか?
そんな身近な疑問をピクアップすると研究対象が浮かんできます。
研究対象によっては時間がかかってしまいますが、
早くに終わらせたい場合には1日で出来てレポートにするもので
あれば比較的に簡単に終わります。
ただ文章を書くのが苦手な子は、科学の力を感じさせるような
工作でも勿論いいでしょう。
自分の得意分野を使える方法で自由研究をするとストレス少なく
終えられますが、調べることが多いような場合には親も一緒に考えると
子供もモチベーションも下がらずに最後まで出来るでしょう。
小学生の夏休みの自由研究、厳選テーマをご紹介。
ではいったいどんな自由研究なら早くに終わりつつ、
しっかりとした内容にできるでしょうか。
以下の厳選したテーマをおすすめします。
◆動くスライム(小学生低学年向け)
ホウ砂(薬局にあります)とせんたくのり、
砂鉄(カイロの中身から磁石を使って取り出せます)を使います。
安全面のために子供だけでなく大人も一緒にやりましょう。
1・少量の水にホウ砂を溶かします(水50mlにホウ砂4g)
2・作りたいスライムの3分の1の量のせんたくのりを透明な容器にいれ、
せんたくのりの2倍の水を入れて混ぜます。
3・砂鉄を混ぜ、1のホウ砂の水を少しづつ入れて混ぜます。
4・混ぜるうちにスライムになり、もし色をつけたいのなら
絵の具を使用して出来上がり。
乾燥に弱いので、保存は密閉できる容器などに入れて保存しましょう。
ホウ砂などを混ぜるのには空ペットボトルが便利です。
他のものもペットボトルを使用して作ると汚さないで済むので
いくつか用意しておくと便利です。
もし入れづらい場合にはペットボトルの上部分を切って使うといいですね。
磁石の不思議を目に見て感じられる研究になります。
◆ペットボトルケース
裁縫ができる年齢になれば作る事ができます。
好きな柄の生地(58×17センチ)とアルミシート(43×14センチ)、
アクリルひも2本と裁縫道具一式で作れるので、家庭科で裁縫道具を
買いそろえた学年の夏休みに向いています。
1・生地の表を下にして、そのうえにアルミシートを起きます。
生地とアルミシートの裏が背中合わせになっている状態です。
(アルミシートの表が上になるように)
2・アルミシートより長い部分の生地を三つ折りして待ち針で留めます。
3・アルミシートと一緒に生地をなみ縫いします。細かめに縫い、
アルミシートのない部分は手前に折って同じようになみ縫いします。
4・口の部分を三つ折りにして、ひもを通す部分をつくり、
なみ縫いします。
5・筒状になるようにサイド部分を縫い、底部分を縫い、
その量はじを縫い合わせます。
6・ひもを通して出来上がり
多少工程が複雑にはなりますが、
裁縫が好きと言う子には向いています。
アルミシートを使うことでなぜ温度が下がりづらいのかなどを
調べることで研究としても良い題材です。
◆どんな野菜や果物が水に浮く?
低学年向けですが、家にある野菜や果物を水に浮かべるという実験。
何故水に浮くのか、なぜ浮かないのか。重さはどのくらいか、
中身はつまっているのかなど自分で「違い」を見つけてレポートにします。
写真をとって印刷して貼り付けると立派な自由研究になります。
◆街にある標識はなにか調べよう
外に出ればたくさんある標識。標識の意味やどこに立っているのか、
どんな場所に標識が多かったのかなどを調べます。
自分の家から学校に行く間の標識などで、写真に撮ってレポートします。
具体的な意味なども書いて調べることで、普段自分が意識しなくても
標識を守ることで命が守られていることなどを知ることができます。
まとめ
自由研究はなかなか題材に悩みがちですが、日常の不思議や疑問、
意識しないでいても使っている便利さには様々な科学の知恵や力が使われています。
大人もあまり意識しないで過ごしていますが、子供と一緒に調べることで、
自分自身も改めて日常の便利さに感謝できるでしょう。