夏の季節のお楽しみといえば、ビーチに花火にキャンプと色々ありますが、
仕事が終わってから仲間と飲むビールの味は格別です。
都会の中の緑に囲まれたビアガーデンでの一杯は
真夏の暑さを一時忘れさせてくれます。
今回は、そんなビアガーデンについて調べてみました。
日本最初のビアガーデンや語源など、知ると楽しい
ビアガーデンのトリビアをご紹介しましょう。
ビアガーデンの今さら聞けない語源をご紹介。
ビールといえばドイツが本場ですが、ドイツにも
ビアガーデンという言葉はあるのでしょうか。
ビアガーデンの語源について調べてみました。
ビアガーデンの歴史はなんと、200年前までさかのぼります。
ドイツのミュンヘン地域を治めていたバイエルン国王マクシミリアン1世が
ビール醸造所にビールを小売するのを許可したのが始まりとされています。
当時の事ですから、冷蔵庫などあるはずもなく、天然の洞窟でビールを
保冷・保管し市民に売っていたそうです。
さらに洞窟に氷を持ち込んだり木陰を作って涼をとれるようにしたため、
多いに賑ったそうです。
洞窟とその周りの木々の緑、まさに庭園(ガーデン)です。
ビアガーデンの語源は冷房設備のない時代に少しでも快適な
環境を求めた人々の知恵にありました。
ビアガーデンの意外と知らない歴史は?
日本にビールが渡って来たのはいつ頃のことなのでしょうか。
歴史を紐解くと18世紀といいますから、
江戸時代徳川八代将軍吉宗の頃だそうです。
当時は鎖国政策がありましたから、ビールが庶民に飲まれるように
なるまで長い時間が必要でした。
日本最初のビアガーデンは港町横浜に1875年(明治8)年に開かれた
「スプリングバレー・ビアガーデン」と言われています。
これはビール醸造所「プリングバレー・ブルワリー」の敷地内で開かれ、
主に居留地の外国人がお客だったそうです。
広くビールが飲まれるようになったのは、明治30年代になって
「ビアホール」として室内で飲まれるようになりました。
当時は「カフェ」や「バー」といった場所で女給さんたちが
接客にあたっていました。今でいう所のバドガールみたいですね。
やがて、デパートの屋上など野外で「ビアガーデン」として
親しまれるようになったのは昭和30~40年代の高度成長期になってから。
サラリーマンの娯楽のひとつとして定着しました。
ビアガーデンの時期は?
ビアガーデンを楽しむ季節と言えば、日本では夏が定番ですが
ビールの本場ドイツでは、年間を通じてビアガーデンが楽しめるそうです。
有名な所ではカフェ「Blücher」があり、
サッカーのパブリックビューイングも楽しめます。
一方、日本ではどうかというと、やはり夕方の涼しい風が
心地良くなる季節5月中旬頃からがオープンの季節です。
早いところでは4月から、遅いところでは9月中旬まで
ビールが楽しめます。
定番の屋上型ビアガーデンや都心でビルの夜景を楽しみながら
ビールを飲んだり、バーベキューが出来たりするビアガーデンもあります。
意外な楽しみ方として、ちょっと贅沢にホテルのテラス席や
庭園を眺めながらのビアガーデンもオススメです。
大切な人とリラックスした時間を過ごすのにいかがでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。夏の夕涼みに、仕事帰りの一杯に、
休日の午後のひと時にとビアガーデンは様々に楽しめます。
仲間とワイワイやるのも、カップルで静かに過ごすのも
ビアガーデンの愉しみかたです。
今年の夏は、ビアガーデンの歴史を思いながら
グラスやジョッキを傾けてはいかがでしょう。
くれぐれも飲み過ぎには注意して下さい。