中学生の夏休み、子供にとっては楽しみでもあり、
宿題が面倒くさい時期でもあります。
しかし、きちんとやることは将来大人になって
仕事をするときに必要になるもの。
自由研究が子供にとって意味のあるものになるようにしたいですね。
部活や習い事も大切ですが、宿題から得られることも沢山あります。
ではいったいどんな自由研究なら良いのでしょうか。
今回はそのテーマなどを紹介いたします。
中学生の夏休みの自由研究を早く終えるには?
中学生ともなると、正直小学生レベルの自由研究では
良い評価を得るのは難しいところ。
しかもそれを「早く終える」だけの目的で探すとしたら、
そこは考え直した方がいいと言えます。
それでも適当でいい、小学生レベルでもいい、と思うのであれば
小学生の自由研究を探せば早い話です。しかし中学生。
ある程度しっかりとしたものを提出したいですよね。
早く終えるといっても、それなりの時間の余裕を見ておいた方が
いいことも多々あります。
自分での時間配分や、やらなければならない事の優先順位度などを
考える力もずっとついてきています。
ただの面倒くささでやっていないのであれば、そこは親がきちんと指摘するか、
本人が責任もって怒られるか呆れられるか・・・
しかしテーマが決まればあとはやるだけ。
早く終えるためには「何をするのか」を明確に決めておくこと。
これが一番大切になります。
反抗期で「いつやるの」と言えば怒ってしまうような時期には、
面白そうな自由研究の例などをさりげなく紹介するといいですね。
本人が手伝ってほしいと言えば一緒にやってみましょう。
中学生の夏休みの自由研究、厳選テーマをご紹介。
◆大気汚染を調べる 二酸化窒素
千円程度でNO2を観測できる簡易キットが売っているので、
それを使うことで簡単に計測することができます。
これらを使い、どのくらいNO2が発生しているか、
場所ごとでのデータを取り比較します。
またNO2が体にとってどんな害があり、どんなものから
発生するのかを調べてまとめます。
大気汚染は海外などでも非常に問題になっていますし、
かつての日本でもそのために病気になった人も沢山います。
歴史も含めて調べてレポートすることで、理科的実験と社会問題を
組み合わせた深い題材となります。
調べてレポートにまとめる作業は文章を書くのが早い子であれば
丸一日あれば足りるでしょう。
◆生命の誕生について調べる
子供ができて生まれる仕組みは小学生の時点で習いますが、
妊娠期間中になにが必要で、どんな風に子供が育ち、
そしてどんなことをしてはいけなくて、食べてはならないものなどは
あるのか、そういった細かい事を知っている人はそう多くありません。
実際妊娠して出産していないと知らないこともありますし、症状も様々。
身近に妊娠している人がいたり、兄弟が産まれる家庭などにはおすすめ。
お産は女の子ならいつかは関わる可能性のあることで、また病気では
なくても命がけのことです。
近年の妊娠の低年齢化や、そのリスク、そして中絶率なども含めて
調べることで将来役に立つものになります。
周りの人に妊娠した時のトラブルや悩みの統計を取るのもいいですね。
看護師や医者を目指したいと考える子にとってもおすすめしたいレポートです。
◆ダイエットに最適な料理を実践してレポート
最近流行っている糖質オフダイエットや、カロリーコントロールの
ダイエットなど様々ありますが、実際につくり、その過程やカロリー計算、
糖質計算などをして献立をたてていきます。
栄養学も勿論、人の代謝の仕組みなどを知ることができるので、
写真付きでレポート提出をします。
時間がかけられる人は、1週間なり1か月なり、毎日1食でも作り続け、
家族または自分で食べてダイエットにつながったかどうか、変動があったか
どうかなども調べることができればかなり大作といえます。
まとめ
中学生にもなるとそれなりに手をかけないと評価につながらない
ところも大変ですが、自分にも役に立ち、誰かのためになる研究を
できると非常に良いのでは、と思います。
将来の道を考えるためにも、自分の一番興味のある分野での研究を
することで、より深い理解や楽しさを感じられるかもしれませんね。
親も大変かもしれませんが、今は成長の時と思って、
子供の「やりたい」を尊重してサポートしてあげられるといいですね。