梅雨の季節は湿気が多く、髪がまとまらない、
というお悩みを持つ方は多いと思います。
せっかく朝セットした髪も外出したとたんに広がったり、
うねってしまったりと雨対策には気を遣います。
くせ毛対策にはまず原因を突き止め、正しい方法で対処する事が重要です。
梅雨の季節のくせ毛の原因と対策を考えてみましょう。
梅雨にくせ毛が広がる原因は?
なぜ梅雨になるとくせ毛が広がったりうねったりするのでしょうか。
そもそも、髪には10から13%の水分量があります。
健康な状態の水分量ですが、髪には水分を吸収しやすいタンパク質と
水分をはじくタンパク質が含まれています。
梅雨の季節には空気中の湿気が増えますから、髪も空気の水分量に応じて
水分を吸おうとするタンパク質と、逆に水分を除こうとするタンパク質が
相反する働きをしてこれが髪のうねりや広がりの原因となるのです。
髪の表面が完全に外気をシャットアウトした状態であれば、
空気中の水分に左右される事はありませんが、髪も常に健康な状態では
いられないため、髪の表面から空気中の水分が入り込んでしまうのです。
髪の表面(キューティクル)はウロコの様な形状をしており、
これが傷つく事で髪内部の水分量をコントロール出来なくなってしまいます。
つまり、髪の表面をふだんからケアしておけば、梅雨の季節もくせ毛で
悩む事はないはずなのです。
言い方を変えると、健康な髪は梅雨の季節でも
くせ毛のように広がる事はないのです。
梅雨の前髪をはじめ髪型を整える対策をご紹介。
朝しっかり前髪をセットしても、雨でぺしゃんこになったり、
湿気でまとまらなかったりと髪でお困りの方へ対策をご紹介しましょう。
先に述べた通り、普段のヘアケアがくせ毛予防には有効です。
シャンプーやトリートメント等で髪の表面(キューティクル)をしっかり
ケアする事で髪の水分量を一定に保ち湿気による広がりやうねりを予防出来ます。
紫外線や無理なブラッシングで傷ついたキューティクルのダメージを
補修すればよいのです。ダメージ補修にもきちんとしたやり方があります。
その方法とは、
この時、キューティクルを痛めるような洗い方は避け、
やさしく汚れだけを流し落とすよう気を付けて下さい。
2.トリートメントで髪の補修。表面だけでなく、
髪の内部(毛皮質・毛髄質)まで栄養が行き渡ように染み込ませます。
3.コンディショナーで髪表面を保護。キューティクルをコーティングする
イメージで滑らかな髪を取り戻しましょう。
最後にドライヤーかタオルで乾燥して仕上げますが、タオルドライの場合、
髪をゴシゴシと擦り合わせるような拭き方は絶対にNGです。
せっかくコーティングした髪の表面が傷ついてしまいます。
ドライヤーで乾燥させる時も、まず頭皮から温風をやさしく当て、
髪を根本から毛先へと乾かすようにします。
ブラシは目の粗いものを使用して、髪に温風がまんべんなく
風が当たるようにしましょう。
ヘアサロンでスタイリストさんにブローしてもらっている所を
イメージしながらご自分の髪を労るようにブローしてみて下さい。
髪全体が乾いたら、ドライヤーを冷風に切り替え
髪の表面を引き締めて仕上げましょう。
ここで問題なのは、生まれつきのくせ毛の場合、
トリートメントやブローしたくらいでは矯正出来ません。
そこでおすすめするのが、「ヘアアイロン」です。
ヘアアイロンなら自宅でストレートヘアにする事が出来ます。
ただし、ヘアアイロンは字のごとく熱を使ったアイロンで
髪を矯正するものなので、髪へのダメージは避けられません。
ヘアアイロンを使用する際は、髪へのダメージを最小限にするため、
事前のヘアケアと正しい使い方をして下さい。
まとめ
雨の季節の悩み事、くせ毛対策についてご紹介しました。
最後に究極のくせ毛対策もご紹介しておきます。
それは、ショートカットにしてしまう。
今年の梅雨は思い切ってショートヘアで雨を楽しみませんか。