子供に読書を習慣化する効果的な方法をご紹介します。
自分が小さいころに、読書が好きだったかどうか
思い返してみてください。
印象に残っている本などはあるでしょうか?
どうして読書が必要なのでしょうか?
納得と実践ができるよう、説明していきますね。
なぜ読書は必要なの?
読書をするということは、書き手の気持ちなどを想像したり、
考えたり、新たに知る機会があるということでもあります。
そのことから読書が多いほど
・未来志向
・社会性
・意欲、関心
・文化的作法、教養
が高くなるという結果がでています。
未来志向では、自分自身がどんな職に就くのか、
どんなことをしたいのか、将来の自分自身を描く能力があるということです。
そうやって未来志向を持つことで、自分の人生の行先が
はっきりしてくるため、何も目的がない人よりも前進し、
目的を遂行していく傾向がでてきます。
また社会性とは、人間関係の能力を高め、共感したり、
誰を模範にしていけばいいかなどを意識することで、
より自分自身が成功するための道筋を整えることにもつながります。
こうして自分のことをより理解し、目的や目標を明らかにすることで
充実感も生まれ、自尊心も育てられます。
もっと簡単に言うと、読書をすることで、その登場人物の感情などを
なぞらえ、悲しい時にどう表現すればいいのか、苦しい時にはどんな表現を
すればいいのか、そういったことも疑似体験を通して表現の仕方を知ります。
また、普段の生活ではなかなか味わえないようなワクワク感、
謎解きの楽しさ、ありえない世界や理不尽さなども体験できます。
それを自分の中で消化していくことで、子供自身の感じる力の幅は
どんどん広がっていきます。
本によっては、意見が違うこともありますが、
これもまた「視点」が様々あるという学びになります。
賛成があれば反対もある、どんな言い分がお互いにあるのか、
自分ならどうするのか、自分ならどう答えるのか。
そのように自問自答を繰り返すことも子供の成長になります。
読書を子供に習慣化する効果的な方法をご紹介。
1・小さな子の場合には、読み聞かせなどをすることも効果的です。
子供によって好みなどもあるので、もしあまり好きそうでない、集中しない、
などがあれば別の本にしましょう。
本人が夢中になって読める本を見つけることが大切です。
もし集中する内容の傾向が分かれば、その傾向のものを提供するのもよいです。
そのうちに、前まではあまり手を出さなかった本にも
興味をもつようになる時期がきます。
絶対これを読め!というものではなく、ある程度本人の
自由にさせる方が効果的です。
2・決まった時間をつくってあげると、小さな子供は読書習慣となります。
例えば寝る前でもいいですし、お風呂のあとなど決まった時間を
設けることで、本人が読書を好きになると、今度は自分で読書の時間を
作れるようになってきます。
ある程度大きくならないと難しいところではありますが、
寝る前に読むことが習慣化すれば、毎日読書をすることができます。
3・読書する友達や存在がいると続けやすくなります。
たとえばお子さんが小さければ一緒に読んだり、違う本でも
親も同じ空間で読書する時間を設けて「何時まで一緒に読もうかな」
などと言って読むのも効果的です。
やはり子供は、誰かに読書していることを見てもらったり
褒めてもらいたい気持ちがあります。
また一緒にすることで「読書する人の姿」に影響されるもの。
まずは親自身からその姿に変わりましょう。
4・学んだことを実際に行ってみたり、どう思ったかなどを
実際に聞く時間を設けるとよいでしょう。
実際に行うことで、単なる読書から「体験」へと変わります。
そして、体験するということはとても大きな成長につながります。
本を読んだことで手に入れた知識などを実行することで、
更に深く理解することもあるでしょう。
まとめ
私は読書を「したい!」と思った時期がありました。
それが「その時」だったんだなと思います。
小学生の高学年と、中学生の頃が私の読書時期だったと記憶しています。
今は習い事などをしていて時間がない子も多いようですが、
隙間時間に読書を押し込むのではなくて、もっとリラックスした時間に
読書を自然にすることができるといいなと思います。
やらされた、という記憶よりも「好きでやっている」
ということが大切かもしれませんね。